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【嵐山 竹林】での散策、見どころと楽しみ方を完全ガイド

京都・嵐山の竹林は、日本を代表する絶景スポットのひとつとして国内外から多くの観光客が訪れる場所です。天を衝くように伸びる青々とした竹が空を覆い、木漏れ日の中を歩くひとときは、日常から切り離された非日常の体験を与えてくれます。竹の葉がさやさやと鳴る音、吹き抜ける竹の香り、季節ごとに変わる景色と、五感で楽しめる魅力に溢れたスポットです。この記事では嵐山の竹林をより深く楽しんでいただけるよう、歴史や見どころ、季節ごとの魅力、おすすめの楽しみ方まで、まるっとご紹介していきます。


嵐山・竹林の小径とは|平安から続く嵯峨野の絶景


嵐山の竹林を語るうえで外せないのが「竹林の小径」です。野宮神社から天龍寺の北門を通り、大河内山荘へと続く約400メートルの散策路で、両脇に背の高い竹がびっしりと生い茂る光景は、京都を代表する風景として旅行雑誌やテレビCMにもよく登場しています。


この嵯峨野の地は、平安時代(794年〜1185年)から貴族や文人に愛され、別荘や庵が多く築かれた風雅な土地です。竹林がいつ頃から形成されたのかについては諸説あり、江戸時代から変わっていないという説もあれば、明治時代に整備されたという説もあります。竹の種類がモウソウチク(唐を起源とする品種)であることから、平安時代にはすでに存在していたとも言われていますが、正確なことはわかっておらず謎に包まれています


竹林の小径は特定の営業時間や入場料が設けられておらず、24時間いつでも無料で散策できます。住所は京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町で、定休日もありません。いつ訪れても青々と茂る竹が迎えてくれる、アクセスしやすいスポットです。


嵐山竹林の2つの散策ルート|小径と散策路の違い


嵐山の竹林エリアには、実は2つの異なる散策路があることをご存知でしょうか。有名な「竹林の小径」ともう一つ、2015年秋に新たに整備された「竹林の散策路」です。


竹林の小径|竹のトンネルを歩く400メートル


竹林の小径は野宮神社から天龍寺の北門を通り、大河内山荘までを結ぶ約400メートルのルートです。道の両側には竹穂垣(竹の枝を組んで作った竹垣)や建仁寺垣(縦の割竹を横の割竹で挟み込む形式の竹垣)が整備されており、下から向こう側が見えないほど高く作られているのが特徴で、竹林の神秘的な雰囲気をさらに引き立てています。竹が地上から一直線に伸び、上に向かうにつれて内側へ倒れ込んでくるため、まるで竹のトンネルを歩いているような感覚が味わえます。


天龍寺の北門から大河内山荘へ向かう道はなだらかな坂道になっており、坂の上から竹林を見下ろせる場所は写真スポットとして特に人気が高いです。道幅が狭めで観光客が多いですが、それがまた独特の雰囲気を生み出してもいます。


竹林の散策路|ゆったり歩ける広めのルート


2015年の秋に完成したのが「竹林の散策路」です。えびす屋京都嵐山総本店が整備に取り組み、京都市と管理協定を結んで日常の維持管理を行っているルートで、約3,800平方メートルの竹林の間を縫う、道幅の広い散策路となっています。こちらには竹穂垣が設けられていないため、竹との距離が近く、ダイレクトに竹の存在感を感じられます。


休憩したり、ゆっくり写真を撮ったり、自分のペースで楽しめる場所で、人力車でも徒歩でも周回できるように設計されています。竹林の小径よりも混雑しにくく、ゆったりとした時間が過ごせるのが嬉しいポイントです。


竹林散策の見どころ|野宮神社・大河内山荘・人力車


嵐山の竹林を歩く際にぜひ立ち寄っていただきたいスポットがいくつかあります。

竹林の小径の入口近くに鎮座する野宮神社は、縁結びや子宝、学問成就などのご利益で知られるお社です。「源氏物語」にも登場する由緒ある神社で、竹林散策のスタート地点として多くの参拝者が訪れます。クロモジ(クヌギ)を使った黒い鳥居も印象的で、境内に一歩入るだけで空気がぴりっと引き締まるような感覚があります。


竹林の小径をそのまま進んだ先にある大河内山荘は、昭和の名優・大河内傳次郎が約30年の歳月と私財を投じて亀山に造営した別荘と庭園です。竹林の非日常感からそのまま続くように、静かで奥行きのある庭の風景が広がっており、散策のゴールとして訪れる価値があります。


そして嵐山の竹林といえば、やはり人力車が外せません。1992年に嵐山で創業したえびす屋は、渡月橋から嵯峨野の竹林周辺を案内しており、現在では全国の観光地でサービスを展開するほど人気を集めています。人力車に揺られながら竹の葉が風に揺れる音や竹の香りに包まれる体験は、徒歩では味わえない格別のものがあります。竹林の散策路には人力車専用の通路も設けられており、ゆったりと竹林を楽しめます。「タケの葉が風に揺れる音やタケの匂いにたいへん癒やされた」という声がお客様から多く寄せられているほどで、一度乗ってみると忘れられない体験になると思います。



四季で変わる嵐山の竹林|年中楽しめる絶景スポット


嵐山の竹林の大きな魅力のひとつが、四季折々でまったく異なる表情を見せてくれるところです。どの季節に訪れても、そのときにしか見られない美しさがあります。


春・夏の青竹|涼しさと新緑の爽快感


春は新緑が映える青々とした竹が一番鮮やかに輝く時期で、竹林の緑が眩しいほどに美しいです。夏は外がどれだけ暑くても竹林の中に入ると気温がぐっと下がり、涼しさを感じることができます。風が吹くたびに竹の葉が揺れる音が心地よく、暑い時期でも快適に散策できます。夏の竹林には独特の涼感と静けさがあって、一種の避暑スポットとしても利用できるほどです。


秋の紅葉|竹の緑と紅葉のコントラスト


秋の嵐山の竹林は、青々とした竹の緑と周辺の紅葉の赤・橙が重なり合う、季節限定の絶景が楽しめます。嵯峨野は紅葉の名所としても知られており、竹林を歩きながら周囲の色づきを楽しめるのが秋ならではの醍醐味です。ただし紅葉シーズンは一年でも特に混雑が激しくなりますので、できるだけ早朝に訪れることをおすすめします。


冬の雪景色とライトアップ|幻想的な竹林の姿


冬になると青々とした竹と雪のコントラストが生まれ、静寂の中に際立つ美しさがあります。また毎年12月には「京都・嵐山花灯路」が開催され、竹林をはじめエリア一帯ライトアップされます。普段とはまったく異なる幻想的で優美な夜の竹林を堪能できるイベントで、周辺の寺社仏閣でも特別拝観が行われることがあります。昼間とは別の顔を持つ冬の嵐山の竹林は、ライトアップを目当てに訪れる価値が十分にあります。


嵐山竹林のおすすめの楽しみ方|着物・自転車・竹工芸


嵐山の竹林の楽しみ方は散策だけではありません。周辺には竹林ならではの体験や観光スポットが豊富に揃っています。


着物レンタルでの散策はその筆頭です。竹林の小径の周辺にはレンタル着物屋さんがたくさんあり、着物に着替えてから竹林を歩けば、写真映えはもちろん、京都の風情をより深く体感できます。着物レンタルのお店によっては、舞妓さん体験や本格的なヘアメイクのサービスを提供しているところもあります。神秘的な竹林の中で着物姿の写真を撮ると、忘れられない一枚になります。


レンタサイクルも竹林周辺の観光に便利な手段です。嵐電嵐山駅のらんぶらレンタサイクルでは電動自転車が借りられ、嵐山の主要スポットを効率よく巡ることができます。ただし遊歩道が混雑している場合自転車を降りて歩くようにしましょう。


また、竹林の近くにあるいしかわ竹乃店では、茶道や華道の道具をはじめ、日常使いできる上質な竹製品を販売しており、竹籠編み体験も行っています。職人の指導のもと自分で編んだ竹籠はそのまま持ち帰れますので、嵐山竹林に触れた後のお土産や思い出作りにぴったりのお店です。


嵐山竹林へのアクセスと観光のポイント


嵐山の竹林へのアクセスは複数の方法があります。京福電車(嵐電)「嵐山」駅から徒歩約10分、JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩約13分、阪急嵐山線「嵐山」駅から徒歩約21分です。JR京都駅からはJR嵯峨野線に乗って約17分でJR嵯峨嵐山駅に到着し、そこから西へ歩くと竹林にたどり着きます。


散策は入場無料で24時間いつでも訪れることができますが、嵐山の竹林は世界的にも有名な観光スポットのため日中は非常に混雑します。早朝が最大のおすすめ時間帯で、日が昇り始めたころの竹林は人が少なく、静寂の中で木漏れ日が差し込む幻想的な景色をゆっくり楽しめます。また、竹林の小径には自動販売機がないため、飲み物は事前に購入してから向かいましょう。秋から春先にかけては竹林の中が思った以上に寒くなりますので、防寒対策もお忘れなく。


最後に


嵐山の竹林は、ただ歩くだけでも十分魅力的ですが、歴史を知って訪れるとまた違った深みが生まれます。平安時代の貴族たちが愛したこの嵯峨野の地で、竹の香りや葉擦れの音に包まれながら過ごすひと時は、京都観光の中でも特別な体験になるはずです。四季によって表情を変える嵐山の竹林を、是非一度じっくりと楽しんでみてください。



 
 
 

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